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【ANOTHER REAL WORLD】アルメニア・ジョージア 「イノベーションの十字路」ツアー 事前説明会

Description

7月26日、東京・原宿にて

アルメニア・ジョージア「イノベーションの十字路」ツアー

事前説明会+トークイヴェント開催!


『WIRED』日本版前編集長・若林恵率いるコンテンツレーベル<blkswn>と電通コミュニケーションデザイナー廣田周作が企画・運営を手がける旅とイノベーションのプラットフォーム「ANOTHER REAL WORLD」。時代の先端を走る先進都市を訪ね、来たるべき世界の姿を再想像するプログラムの第2弾として、コーカサス地方(アルメニア、ジョージア+トルコ)を訪ねるツアーが発表された。


【ANOTHER REAL WORLD TOUR 第2弾募集開始!】


Armenia/Georgia “Crossroad of Innovation” Tour

アルメニア・ジョージア「イノベーションの十字路」ツアー

2018年9月30日(日)~10月6日(土)

詳細:https://anotherrealworld.com/





7月26日にツアー説明会を開催!】

「なぜ、われわれは、いま

コーカサスに出向かねばならないのか?」

若林惠と廣田周作が渾身解説!


ツアーに先立って、ツアー概要をお知らせする説明会を開催いたします。今回のツアーのエディターである若林恵(『WIRED』日本版前編集長)と廣田周作(電通コミュニケーションデザイナー)が、アルメニア、ジョージアの歴史的・地理的な背景から、最先端のイノベーション事情まで、このエリアに注目すべき理由を明かします。


説明会詳細

開催日:2018726日(木)

時間:19:3021:001915開場) 

場所:TOT STUDIO

渋谷区千駄ヶ谷3-62-1 THINK OF THINGS 2F

参加費:無料

定員:50

協力:THINK OF THINGS


登壇者

若林恵|KEI WAKABAYASHI

1971年、兵庫・神戸生まれ。編集者。平凡社入社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。


廣田周作|Shusaku Hirota

1980年生まれ。2009年電通入社。コミュニケーション・デザイン・センターを経て、現在BD&A局に所属。英国のイノベーション・リサーチ企業「Stylus Media Group」の日本におけるチーフ・アドバイザーとして、企業のブランド開発やイノベーション・プロジェクトに多数参画。2013年、自著『SHARED VISION』(宣伝会議)を出版。





【旅の趣旨】


文明がクラッシュする場所へ 


テキスト=若林惠



トルコ、ロシア、中東に接し、東の文明と西の文明とが交錯することから「文明の十字路」ともも呼ばれるコーカサス地方に、何が一体あるのかと言われても、一言で「これ」と答えるのは難しい。


今回Another Real Worldにおいて旅するアルメニア、ジョージアは、歴史的にみても「十字路」にふさわしい錯綜した来歴をもち、東とも西とも一概に呼ぶことのできない複雑にして特異な文化を織りなしている。ギリシア・ローマ時代の文化はおろか、それ以前の古代シュメールの文化の残滓すら残すとさえ言われ、世界で初めてキリスト教を国教と定めたアルメニアには、古代の原始キリスト教の痕跡も残る。西欧文化の淵源を、この地に求めることに根拠がないわけではない。


文化に限っていっても、この地の特異性は明らかだ。映画好きならアルメニアのセルゲイ・パラジャーノフを思い起こしてみてほしい。絵画好きならジョージアのニコ・ピロスマニを。音楽好きであれば、アルメニアのジャズピアニスト、ティグラン・ハマシアンを。そして思想好きならば20世紀最大の神秘思想家ゲオルギイ・グルジェフを想い起こすことができるはずだ。異様なヴィジョンをたたえた幻視者たちの故郷として、この地方は、いまなお文化史に特異すぎる名の数々を刻む(ついでに言うと、ヨシフ・スターリンはジョージア出身だ)。


さらに20世紀においても、アルメニアはオスマントルコ帝国による「ホロコースト」を体験し、数百万人が世界中へと離散する憂き目にあい、世界中で「アルメニアン・ディアスポラ」と呼ばれる人たちは活躍している(シャンソン歌手のシャルル・アズナヴール、映画監督のアトム・エゴヤン、世界的シンバルメーカー「ジルジャン」、有名ジャズプロデューサーのジョージ・アヴァキアンから、LAのロックバンド「システム・オブ・ア・ダウン」、お騒がせ一家のカーダシアンズまで、みなアルメニアにルーツをもつ)。その後、両国共にソビエト連邦の支配下に置かれ、のちに独立。アルメニアではつい先日も激しいデモの末、政権の転覆が起こるなど、その激動の歴史は決して過去のものとはなっていない。


ソビエト連邦支配下においてソビエト軍のメインフレイムコンピューターの開発・製造が行われたのはアルメニアであり、現在でも理数系の科学者・エンジニアの供給国として世界的な注目を集めているほか、ジョージアでは、政府による大胆なブロックチェーンの導入が進むほか、中国に次ぐ、ビットコイン・マイニングの拠点として名を馳せている(また、アルメニアは、MRI、ミキサー車、カラーテレビ、ATMなど、世界を変えた発明を生み出した「発明家の国」としても知られている)。


世界が時代の大きな曲がり角を迎えているいま、人類史的な視座から、文明・文化を再考しようという機運は高まっている。そのとき、世界のどこに目を向ければ、未来に向けた新しいヒントを授かることができるだろう。有史以来、新しい文明と古い文明、新しい文化と古い文化のクラッシュを体験し、それによって翻弄されてきた、日本人にとっては全くもって未知なる異空間。コーカサス。そこには、もしかしたら、いまも、時代の最前線があるのかもしれない。


アルメニア、ジョージア、そしてほんの少しだけトルコを訪ね、ITイノベーションを入り口に、8000年を誇るとされるかの地の歴史にまで思いを馳せながら、わたしたちの「現在地」を探る旅としたい。


若林恵

Another Real Worldツアーエディター/blkswn コンテンツディレクター




Photographs by Yuri Manabe



Thu Jul 26, 2018
7:30 PM - 9:00 PM JST
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Venue
TOT STUDIO(THINK OF THINGS 2F )
Tickets
一般 FULL
Venue Address
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-1 Japan
Organizer
blkswn
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